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『地方紙を買う女』を見た。


以下2刊に短編として収録。







以下ネタばれです。






結論から言えば予想以上に面白く興味深く作品を楽しめた。

殺害方法や動機などは冒頭で示唆されわかりやすいのだが、その後の女(内田有紀さん)の生活スタイルの変化や守りたい夢などを興味深くからませ、作家杉本孝志(高嶋政伸さん)がなぜ女を追うのか、そしてどうするのか?という部分に焦点が当てられていて面白かった。



当日読売新聞朝刊の「試写室」というコラム欄で『地方紙を買う女』が取り上げられているのだが、殺害が発覚した後に原作では潮田芳子(内田有紀さん)が自殺を暗示して物語が終わる。でもそれとはまったく別のラストで物語が終わると書かれていたので原作との違いを比べつつ見るのも楽しかった。

ま、そもそも原作の設定は戦後直後で女性の社会的立場も今とは違ったし、「万引き」という発端は一緒でも「守るべきもの」が違うものになっていた。



ラスト部分作家の杉本孝志(高嶋政伸さん)が書き終わらせた「地方紙の女」こそ原作と同じもの(内容)だった。

予告編でなぜ潮田芳子(内田有紀さん)が「地方紙の女」という文庫を手にしているか不思議だったが「なるほどぉ!」と納得。




内田有紀さんがご出演された短編ドラマで1番好きな内容だったと思う。

なにより内田有紀さんの演技が素晴しかった。

日陰で生きてきた女の憂いと華やかな世界に身を置いた部分での違い。

殺害発覚後の割り切った演技や子に注ぐ愛情などなど。

本当にいい演技をされていたと思う。





雑誌に載っていたのだが原作は山梨県・甲府が舞台だったのになぜ宮城県・仙台になったのかと思ったら内田さんの意見だったらしい。

台本を読んでなぜか直感的に仙台と思い監督に伝えたんだとか。



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いよいよ本日松本清張スペシャル 『地方紙を買う女』が放送される。


朝方から日本テレビでちょっとずつだがCMが流れている。
すべて「火曜ドラマゴールド」の予告で流れているのと同じバージョン。







日本テレビの番組詳細サイトはこちら。

http://www.ntv.co.jp/d-gold/next/20070130.html

今週の火曜ドラマ(2007.01.23)「マイ☆スイートホーム~夢の大吉・夢を売ります~」の終了後に流れた予告CMが先週流れた予告と違うバージョンだった。

より松本清張原作を強調した場面が流れていたのではないだろうか。

放送が楽しみだ。

 

日本テレビの番組詳細サイトはこちら。

http://www.ntv.co.jp/d-gold/next/20070130.html

↑の右上にある『MOVIE』ボタンで予告が見られる。

ただし本日流れた予告とは違うバージョン。

 

 

さすが「火曜ドラマ」。

サブタイトルが長い長い。

 

火曜ドラマゴールド - 「松本清張スペシャル地方紙を買う女・ダブル不倫の心中は毒殺!悲しい女の涙の完全犯罪計画…悪女の心に恋が忍び込む…恋人の小説家に暴かれた末の交換条件は金か愛か?」 

 

日本テレビの番組詳細サイトはこちら。

http://www.ntv.co.jp/d-gold/next/20070130.html

 

 

内田有紀さん出演番組

松本清張スペシャル 地方紙を買う女

日本テレビ:「火曜ドラマ ゴールド」

2007年1月30日(火) 21:00~22:54

 

以下2刊に短編として収録。

「地方紙」とのことだが舞台は宮崎県なので、

『日 本 の 新 聞 社 リ ン ク 集』によると河北新報三陸河北新報三陸新報大崎タイムス らしい。

 


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